書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

頭の中で考えすぎても何も生まれない。

 

頭脳派と自負してるわけではないが、つい考えすぎてしまう。たぶんそれは自分が臆病だからだと思う。臆病だから、いろいろと先回りして、より安全な未来のほうへ行きたがるのだ。当事者だから言えるが、考えグセというものはまさに考えものだ。何かにつけて考えすぎてしまう。物事の裏側まで想像しようとする。他人の感情の動き、言動の心理までその頭で解き明かそうとしてしまう。これは考えグセ以外のなにものでもない。たかが脳という一物質に振り回されている。深層心理で物事をなんとかしようとしていない。複数の心の声を聞こうとするため、結局、頭でっかちで終わる。思考しただけで満足する。しかし人が為すべき重要なことは、ほんらい思考のその先にあるはずなのだ。行動することでしかやっぱり人生は変えられないのだ。思考のための思考ほど愚かなことは無い。行動のための思考、実践のための思考こそが称賛されるべきことなのだ。それこそが、一つきりの我が人生において、他でもないこの自分が主役であるということなのだ。思考優先主義はときに主役を不在にさせる。