4月下旬に第二子が生まれた。すこし心配することがあったり、とうぜん妻は産後ブルーで、私も二人目の育休でいっぱいいっぱいになることがあった。
私の育休期間は2ヶ月。私のつよい希望の2ヶ月間だった。取得前、妻は今回二人目だしなんなら取得しなくてもいいよ、取得するとしたら1ヶ月でいいよと気を使ってくれた。
でも育休中、2ヶ月とってくれてよかったと感謝された。僕はその言葉にジーンときた。職場人たちは一日でも早く復帰してほしかったと溢していた。
だが育休中の当人たちはその反対に、あと1ヶ月でも2ヶ月でも育休期間を延長したい気持ちに駆られる。まず新生児の世話。生活リズムの定着。定期的な病院受診と壁が立ちはだかった。とうぜんすべて想定内だが、計画なんてあるようで無いも同然だった。
まずは、赤ちゃんが黄昏泣き夜泣きを始めれば、全身で介抱をする日々が始まった。
さらに我が家には子宝がもう一人いる。3才の元気いっぱいの保育園児である。時短扱いなので保育園のお迎えも1時間早い。毎日16時半までに迎えに行く。夕飯を惣菜で済ます日もあった。
3才君が部屋を全力で駆け回ったり、なかなかお風呂とハミガキしないときはいつも以上に火がつき怒ってしまった。理不尽な怒りはやはり、あたらしい赤ちゃんを迎えてからの切迫感から来ているものだった。
走らないで、うるさくしないで。〇〇ちゃんが起きてしまうでしょ。これを言ってしまったあとすぐ後悔が襲ってきた。こんなことでは長男が赤ちゃんのことをキライになってしまうのではないか。
3才君はそのときじっと耐え、まるで嵐が過ぎるかのように固まった。そして週に二度程、夜になきながら覚醒し起きてくるのだ。
なんのための幸せだ。赤ちゃん1人を育てることは、子どももう1人を悲しませてもいい理由にはならない。その失敗を取り戻すべく、寝る前の時間だけはしっかり彼と向きあうことに決めた。
ただでさえ愛情の比重が赤ちゃんに傾きかけようとしている時期だ。意識的に愛情を分散させる必要があると思った。
いろいろ書いたが、今この瞬間彼は、パパと遊び疲れて膝の上で眠っている。赤ちゃんを育てることは、両親だけではできない。家族の一員であるもう一人の子どもの存在も大きい。
物事がわかる5歳くらいになったら彼に伝えたいことがある。傷つけたかもしれない、そしていろいろ我慢もさせた。小さい頭で考えた君なりの赤ちゃんへの思いやりがとてもうれしかった。
今日は、彼が初めて赤ちゃんの頬にキスをした日だった。彼も赤ちゃんを家族の一員として愛してあげているのだ。その気持ちはパパやママのそれとすこしも変わらない。