秋に引っ越すこともあり、不要な本をまとめて売ってきた。本というのは不思議だ。購入当初と購入後しばらく経った後ではまるで情熱が違うからである。それは特に話題本によく見られる傾向だ。
その場の勢いで買ってしまった本は安易に手放したくなる、そういうものだ。だがそんなリスキーで偶然な出会いの中にも、ごくわずかに運命的な出会いが生まれることもある。本選びは、自己投資に終始せず、己の将来を予言する行為でもあるのだ。
買取結果
ほら所詮こんなもの
本の中身は頭の中に入ってる
一度読んでわからなければ大体もう頭に入らない
すでに見知っていることの確認作業
それが何になるというのだ
それはきっと、訳もなく安心したいだけなのだ
たとえ今すぐに全容を思い出せなくとも
使うべき有効な場面がくれば本の内容が眼前に想起されてくるはずだ
売って正解だ
これからは実経験で大きくなる
充電期間は終わった
これからは放電期間といこう。