自分の存在価値について考えてしまう夜がある。その日にやるべきことが何も思いつかない朝がある。だが、絶対に忘れてはいけないことがある。だれしも生まれながらにして使命をもっているということを。この意識はなんだ、この感覚はなんだ、なぜ自分は他人ではなく自分なのか。必ずそこには何らかの意味が与えられているはずであり、たかが神の気まぐれなどで、高度な知能に完全な肉体を与えてもらえるわけがない。この命を必然と考えるほうが自然である。目で見るもの、耳で聞くもの、心で捉えるもの、さらに万物に感謝すると同時に、たった一日とて無駄にすることがあってはいけないと思う。