書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

語られなかったであろう言葉を想像する

 

きょう喫茶店でモーニングを食べなかったらできなかった話。10年ぶりの同窓会に出席しなかったためにできなかった話。上司の話をまじめに黙って聞く新入社員の心の奥底の思い。

 

そうして語られなかった言葉たちを想像する。もう二度とこないシチュエーションで、たった一度しか生まれない言葉たち。それらはきっと、いたたまれない。

 

それらを救うために、語られない言葉を補うものがもっとあっていい。たとえば手書きの手帳や、こんなブログがそれにあたる。TwitterやLINEなどでは決して満たされない。

 

語られなかった言葉の第二の逃げ場があることは素敵だ。いろんな出来事にもっと目を向けようとする。口があるからと言って言葉は無限じゃない。たった一度きりで、ナマモノで、取り扱い注意の代物だ