やりたいことが何もない。それすなわち、生きがいがないということではない。悩みもがき苦しんでいる今こそが幸せなのかもしれない。生きがいまでの過程も生きがいの一部なのだ。そう考えれば、いま思考している時間も、ただ息を吸う時間だってムダじゃないことが分かる。人生まさに、塞翁が馬。落馬し怪我をして不幸かと思えば、そのおかげで兵役が免除されたりする。この故事のようなことが、世界中、お隣さん同志で今日も際限なく繰り広げられている。重要なのは一喜一憂することではなく、点どうしで考えるのでもなく、人生をすべて線と捉えることだ。本当に生きがいなんて簡単にみつかる。だれかの何気ないたった一言で人生は簡単に変わる。あとはその覚悟が有るかどうかだ。