スマホ、もはや自分の顔より眺めている平たい物体。それ一つさえあれば、だいたいの欲は叶えられる。欲しくなったものを欲しくなくなることだって、反対に、ぜんぜん欲しくなかったものを欲しくなることだってできる。使ってみた動画を見て満足し買わなくなる。流れてきた広告を見て買ってみたくなる。
さて本題。スマホが使えなかったときのことを仮定する。動画、SNS、誰かへの連絡、ネットショッピングが一切不可となる。私の場合はまっさきに本を手に取るだろう。さらにスマホが使えないことにより、多くの時間がもたらされる。無為の時間が短縮される。そのため、いつもと違う読書方法をとるだろう。ペンを片手に、気に入った箇所をマーキングしたり、メモを書き込んだりするかもしれない。より時間をかけようとして、生産的活動がより生産的になる。
スマホはなんでも叶えるが実際はムダな時間が増えている。スマホ禁止は行動内容が制限されるが、生産的な時間は増えている。普段では到底えられない自分と向き合う時間も生み出せたりする。それはすなわち人生を前へと進ませる時間。
スマホが使えない休日、あなたは何をしますか。
これは、スマホボケしがちな現代人が継続的に考えなくちゃならない大テーマだと思う。
