書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

なぜ中年は性格が変わらないのか

 

 中年によく困らされています。どうやら中年運がないようです。同世代の人たちとは一切トラブルはありません。人生経験が少ない者同士なのに。ぼくは早くぼくたちに世代交代してほしいとすでに思っています。気をつかわないうえに、物事がスムーズに動くという輝かしい未来がくるのは目に見えています。

 

 本題に戻ります。今現在これを書いているときに身近な中年の顔をとっかえひっかえ思い出しています。うん、やっぱりちょっと老害の要素があります。ただ老人ほどでもないので、中年の害ということで中年害にしましょうね。そんな中年害は、平気でおおざっぱだし、平気で責任転嫁するし、平気で子供っぽい。

 

 彼らは気づいているんでしょうか。自分の立ち居振る舞いが、自分の性格や考え方が、他人に迷惑をかけてしまっているということに。気づいているならそれはそれで確信犯で現行犯逮捕ですし、気づいていなかったとしても、今後そこに在籍する限り、無限に害を振りまくことになるので、どのみちタチが悪いのです。

 

 そうかといって彼らに面と向かって、「あなたはなんでそうなんですか?」とは永遠に訊けない。むちゃくちゃ訊いてやりたいけど。悲しいかな、僕ら世代にできることは、「中年スルー力」をひたすら磨くことしかできないのです。せめて、あなたがた世代は僕たちのお手本であってほしい。反面教師になんてならないでほしいのだ。背中で語る人生の先輩たれ。

 

 さて結局、冒頭で広げた「なぜ中年は性格が変わらないのか」という大風呂敷をなんら解決することなく筆を置くことになりそうである。結局、彼らは性格が変わらないのではなく、性格を変えられないのだと思う。うん、もうむりやりそう思うことにする。