書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

放送事故をチャラにするアナウンサーの神対応

 

毎朝NHKラジオにお世話になっている、アラサラリーマン僕です。今朝も眠い目をこすりながら聴いていたら、突如その奇跡は起こりました。ラジオでありがちなリモート出演中に、ゲストスピーカーとの通信が途絶えたのです。さすが百戦錬磨の熟練アナウンサー。まずは放送事故になるのを阻止しようと必死に場つなぎをします。10秒満たないくらいのそんな妙な間がありました。10秒後に無事復帰。ゲストの方は懸命に謝っていました。しかしアナウンサーはこう言いました。「皆様大変失礼いたしました。この番組が生放送だということが、リスナーの皆さんにも伝わったことでしょう」

 

聴いてた僕は度肝を抜かれました。

やられた… うますぎる…

特にその直前にゲストが、ふつうの平謝りをしていてその直後の対応だったので、アナウンサーの言葉が余計に際立ちました。同じ出来事を経験したのに、それを伝える人の言葉でこんなにも状況描写が変わることに大変な驚きを覚えました。非常時にこそ、その人となりが垣間見える。それを思い出させてくれるいい経験にもなりました。僕の理想の大人像が、毎朝聴いているラジオの中にあったのです。マイナスの状況を言葉によってプラスに変える。彼こそまさにザ・アナウンサー。