書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

秋田名物いぶりがっこをラジオから注文しました

 

 いぶりがっことは知る人ぞ知る究極のおつまみである。がっこ、とは「雅香」と書く。秋田県の特産品であり、大根を4,5日間ぶっ通しで熱と煙で燻煙乾燥させたもの。いぶる、とは「燻る」のこと。それで「いぶりがっこ

 

 僕はラジオでその情報を聴いた瞬間からトリコになった。アナウンサーが試食するときの歯ごたえ「コリ、ポリ」と心地よい音がきこえてきた。そしてなにより「いぶりがっこ」という一度耳にした者の心を離さないそのイントネーションがたまらない

 

 僕はもう一つのifを妄想した。今回ラジオで放送されていたことで、僕はいぶりがっこを注文した。これが同じように、テレビのいちコーナーで紹介されていたならどうだろう。演者の「うまい!」という表情や鬱陶しいTV向けのリアクションが邪魔をして、肝心のコリポリ咀嚼音や、いぶりがっこの歴史など、食品そのものの良さを十分に感じ取れてはいなかったであろう。

 

ラジオだからこそ、僕はポチったのだ。

ラジオの可能性を感じた一夜

食感食品の主戦場はきっと、ここだ。

いぶりがっこ✕ラジオ、万歳。