書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

緊急事態宣言「自己解除」していないか?

 

帰宅途中にたまたま聴いたNHKラジオで流れていた、街頭インタビューで良い言葉を訊いた。それが「緊急事態宣言の自己解除」である。現在、緊急事態宣言が解除になっている県とそうでない県がある。それにも関わらず、緊急事態宣言下の地域にいる人々が各々で勝手に解除しているのではという意味で使われた言葉なのだと想像する。やはり、こういう世の中が不安に包まれているときの街頭インタビューは馬鹿にできない。思わぬ発見がある。世相を一言で言い当てている。あなたも緊急事態宣言を自己解除していないだろうか。マスクもしてない、人手が増えて元に戻っている。宣言前のような状態にシゼンに戻ることが何よりも恐ろしいことだ。毎日報告される死亡者数、入れ代わり立ち代わり現れる変異ウイルス。現実はより深刻化しているというのに。変化したのは人間の耐久心とワクチン汎用化という事実だけであり、コロナウイルスが絶滅したわけでない。己の欲望に飲まれ、宣言時より前の状態に戻ることがないよう、日々の心がけを継続していくべきだ。辛いそのぶん、笑いたいときに笑い、泣きたいときには目一杯泣けばいい。人間は、過去の教訓から唯一前進できる生き物だ。手遅れはそのまま生命の危機に関連してくる。今回は自分への戒めの意味も込めて、今、この場に記録することとした。コロナとの闘いから、自分との闘いになりつつある今日この頃。今一度気を引き締めねばならない。