書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

日常行為にこそ、時間を使うのだ。

 

昨晩、京都老舗のお茶屋さんがラジオでゲスト出演されていた。お話の中で、家でお茶を点てる人が増加傾向にあるため、コロナ下でも茶葉の売上はそれほど落ちていないという。

家でお茶を点てて飲むのと
家でお茶のペットボトルから飲むのとでは
お茶を摂取するという点でみたら同じ行為である。

しかし、ひと手間を加えることで味わいが増し、ささいな日常に時間をかけることで心が潤う。

私は毎朝、時間がないにも関わらず豆で挽いたコーヒーを楽しむようにしている。

かけた時間は数分だが、その数分間という時間価値以上に心と舌が喜ぶのがわかる。手で挽くため、毎回味の違いも出て全然飽きが来ない。

新しい商品、新しいサービスに次から次へ手を伸ばさなくとも、目の前の日常にただ手間をかけることで、少しだけ生き方をアップデートできる。明日を生きぬく活力になる。

 

お茶を点ててから飲む

珈琲を挽いてから飲む

 

間にある このひと手間がきっと幸せを生むのだろう。