書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

朝は有限、夜は無限

 

スマホにより夜が長くなった。夜10時でも夜12時でも夜2時でも変わらずに朝になった。朝と夜はもはや同じ。夜はそのようにして無限に延ばすことができるが、いっぽう朝は有限である。朝というのは、睡眠を終えて人間のパワーが一番あり余る時間を指す。その固有時間だけは、無限に引き延ばすことができない。夜の引き延ばしは、ただただ眠気を騙しているだけ。人間のアルゴリズムを欺いているだけ。有限かつ価値ある朝、無限かつ価値のない夜。いくらスマホが発展しようと、人類史でこの事実が覆ることは恐らくない。有限な時間のうちに、真に力を注ぐべきことに尽力するのが吉といえるのではないか。