書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

書類の置き方ひとつで人間性がわかる

 

まだまだ日本は現役ウルトラ書類社会。書類上のやりとりが無い日などは皆無と言っていい。この当たり前の光景のなかで気づいたことがある。書類の置き方で人間性まで分かってしまうということだ。置き方が斜めっていたり、折り目が付いていたり、ファイルの中でぐちゃぐちゃになっていたり。風に飛ばされて運ばれてきたのかな?と疑うようなこともある。僕はわりと気にしてしまうので、他人のデスクに置くときは気を遣ってしまう。当然まっすぐに置いて、目を通してほしい順番に書類を入れ替えたりするときもある。人の目に入る情報(書類)の順番を変えるだけで、理解がスムーズにいくときが実際あるのだ。さらに、書類を提出するというのは一種類に限られたことではない。複数の同時進行業務が多いほど、同時に提出する書類の種類も増える。そういうときは、確認者が確認にさほど時間を要さないベストな順番に入れ替えてあげたりする。と、ここまでほぼ無意識に行っている私の行動を列挙してきたのだが、改めて気持ち悪い。やりすぎ感も否めないが、自分にされて嬉しいことは自分も積極的にしていきたいので、現状維持でやっていく。家に帰って不在通知票を机の上に置いてもらうのはいいけれど、クシャクシャかつ放り投げた感が見えてしまえば、不在時に荷物が届いていて受け取れなかったという本来の後悔を上回ってしまうだろう。人は誰しも、なるべく本来の仕事に集中したいものだ。それが結果的に効率性につながり、人生のささやかな幸福にもなり得るのだから侮れない。正しいと信じてやり続ける心がときに身近な人を幸せにしてくれるかもしれない。人の気づきは無限だが、それを実行できる人は有限で希少な存在だ。