書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

時間を追う者、時間に追われる。

 

せっかちで貧乏性の人、信号待ちのわずかな間だって無駄にしない人、昼休みに自分磨きをする人。果たしてどれもこれも本当の自分なのだろうか。時間や効率性に取り憑かれて、時間と効率性の悪魔になっていないだろうか。私達は、何かに没頭しているとき、それ以外のことはたいがい視界に入らない。とくに自分磨きタイムなどは、良かれと思って信じてやまない行為である。そこに落とし穴があるように思えるのだ。どんなときでも自分を俯瞰しているということが必要なのだ。自分の暴走を止めるのは自分だけ。効率的すぎる暮らしは息継ぎが少ないぶん、はやめにバテる。こういう真理を自分の中にたくさん持っておくことが、失敗しないプチ秘訣なのだ。なんにしても、ほどほどが良いのである。