人間は生きている限り、何かしらの問題を抱えている。
問題がないのは”墓場”だけである。 ホセ・ムヒカ
彼の言葉が心に響く。年末の忙しい時期に急な仕事を頼んでくる上司、年末にコロナで濃厚接触者になってしまう職員、心身ともにダメージを与える急激な気温低下。それもこれもぜんぶ、我々に心があり、脳があるために受け入れてしまうことなのだ。つまりは、人間である限りは未来永劫これらの事象から逃れられない。
いやそもそも、逃れられないという考え方がよくない。これらは明らかに人間だけに備わった天からの授かりものなのだ。スーパー特殊能力。生かすも殺すも受け取り方も自分次第なのである。
奥の手。とにかく困れば、ホセ・ムヒカの顔を思い出せば、呼吸は整えられるものだ。ごくまれに思い出そうとするときに、空気階段のもぐらが出てくることがある。似ている要素がまったくないと否定できないところも辛い。だかそれはきっと心が疲れているだけだ。うん、気にしない。