しぜんと溜め息をつくように出る文章ほど、その人らしさが滲み出ていて、かつ絶対的に面白い。
何か書かなければと、ただ空白を埋めるために書いた文章ほど惨めで憐れなものはない。最終的にその事実だけが残り、心には何も残らない。ただ、目的が空白を埋めることにあるので、それはそれで役目を全うした文章といえるのかもしれない。
それに、ブログとは読者がいて成り立つもの。その読者にウソを押し付けることにもなる。この場合のウソとは、内容の真か偽ではなく、誠意の有無のことを指す。
気持ちのこもらない創作物は創作物とは言えない。誰の心にも永遠に触れることはない。
そうかといって、特定の相手に狙いを定めて書くということもブログには不向きだ。特定の相手ならば、手書きの手紙が一番向いているだろう。
いずれにせよ、とにかく無理をしないこと。毎日書くのがあわない人は、毎日書かなくていい。
そもそも一日24時間と決めた人間。もしこれが一日6時間と決めていたらどうだろう。今のペースで書くと、それはもう4日分になる。毎日書くといういっけん具体的な行為も案外曖昧なのだ。
10日に1回書くのが良いならそれでいい。先程の話ではないが、所詮人間が気まぐれに決めた時間という尺度がすべてじゃないので、自分のメンタルベースで書いていってもいい。
嫌な気分の日、いい気分の日。それもブロガーとして十分立派な選択であり、一日という時間は、あなたが決めていいのだ。
え、今日の文章?
もちろん溜め息をするように書いている。
ポイントなのは溜め息の部分。息をするようになら、プロフェッショナル感が出てしまい、格好良すぎるため。
それに、溜め息をつきながら書く文章のほうが味がある。絶対に。