書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

疲れをただ癒やすだけの人生

 

 

 温泉に入りたい気持ちも、美味しいもの食べたい気持ちも、爆買いしたい気持ちも、結局、疲れを癒やすためだけに行っている行為なのかもしれない。失ったものを、なにか別のもので埋めたくなる本能的行為なのかもしれない。それはまるでマイナスを補填していくだけの人生。それはあまりにも虚しい。プラスとマイナスの総量が同じであれば、何も残らないではないか。

 

 今目の前にあるコンビニスイーツ、これで明日も仕事を頑張れるぞ。テストでいい点を取った、親から小遣いもらえるかな。

 

 人は、せっかく手に入れたもの以上のものを求めたがる。スイーツを食べること、なぜそのものに、喜びを感じられないのか。なぜ、明日の仕事のことなど頭に浮かぶのか。なぜ、欲望のおまけがついてくるのか。

 

疲れをただ癒やすためだけの人生で良いではないか。人生で起きる出来事そのものにただただ喜びを噛み締めてゆこうではないか。