書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

一日の終わりをどこに引くか

 

一日の終わりをいきなり朝の満員電車で迎える人がいる。ああ、もう今日は会社行きたくないだとか。その時点で一日が終了しているのも同然だ。

 

一日の終わりを、帰宅時の家の玄関をくぐった瞬間に迎える人がいる。これは惜しい。ただいまーとともにご飯もそこそこにして、あとはスマホを眺めつづける。まるで抜け殻のように。

 

ちなみに僕の一日の終わりは、仕事を終えて家に帰り、ご飯を食べてジムに行く。ジムに行かない日であっても、お気に入りの本を読んだり、ゲームをしたりする。僕の一日の終わりはここまでだ。

 

脳の構造上、これで終わりと思ってしまうのは良くないことらしい。もうこれ以上何もしなくていいという信号に切り替わり、あとは意志のない抜け殻になってしまうのだ。終わりを決めない過ごし方は、たとえば、仕事に忙殺されて一日を終えるような最悪な印象を残さないのだ。

 

一日の終わりをどこに引くか。

もう少しだけ一日を延ばして、愛おしい日を楽しんでみませんか。