書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

人間の身体の維持は大変だ。

 

当然のことながら、歯医者に行っても目や鼻や耳を診てくれない。同じ顔をみてもらっているのに。

 

眼科は目だけ、耳鼻科は耳と鼻だけ、身体内部のことは内科、外部のことは外科、皮膚は皮膚科、肛門は肛門科へ行かねばならない。しょうがないことだけれど、これってめちゃくちゃ効率が悪い。

 

身体の各部位ごとに、何年も何十年も勉学と実践を重ねてきたプロの医者に診てもらう必要がある。

 

今更ながら、人間の身体というのは実に大変なものの集合体であることを感ぜずにはいられない。

 

異変を予期し、異変を体感し、それを束ねていち早くアクションする唯一の器官である意識は脳に宿る。またそんな身体の指揮官である脳自身でさえ、病にかかることがある。

 

ただ逆にいえば、普段から意識を鋭敏にして、身体の声を聞いてさえいれば身体の異変にいち早く気づくことができる。

 

医者にお世話になる前に、普段から自意識で予防し、少しでも生活を好転させること。これが意識の力であり、無防備かつ声をもたない無機物である各臓器を少しでも長く維持させるために必要なことなのだと思う。