書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

一つの真理に到達するたび、本を置く。

 

いま、NHK100分de名著パンセを買って読んでいる。

 

何世代にも渡り世界中で読み継がれてきた名著はやはり発見の連続だ。それはこれが入門書であっても如実に感じる。

 

理系の研究から、人間関係の研究に転身したパスカルの多くの気づきは一撃一撃が衝撃だ。初読者にとってのいわば劇薬。今読んでもそのどれもが新鮮で、つい人に話したくなるほどである。

 

だから私は、どこか一文でもよいので、衝撃を受けるたびにそんな本を一度手から離すようにしている。こういう革新的な内容の書籍は、そのくらいの向き合い方がちょうどいい。

 

なにより、本を読んでは空(くう)を見上げ、また本に目を戻すあの時間がたまらなく贅沢で爽快だからである。

 

一つの真理に到達するたび、本を置く。なんだかそれは、単なる「読書」という範疇に収まらない、物凄く高尚なことをしているような感さえある。