書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

じぶんのなかのサルの部分

 

ただ椅子に座り、ただ動画を眺め、SNSを見、人の意見に心の中で批判する。

 

毎日が当たり前に続いていくかのように、毎日を食い潰すような日々。そこには明日やろうという意思すらない。来週やろうという意思すらない。辛うじて、今月や来月の広範囲での緩慢な決意表明に留まる。そうやって、ある程度の安定然とした日々に身を委ねることで、自分は今日も平和の只中にいるのだと安心しておきたいのだ。

 

本を読むペースも自由、1日1ページだろうが1行だろうが不都合はない。なぜなら、明日も明後日も当たり前に一日がやってくるのだから。

 

テレビで報道される世界的な非常事態。日本での感染率0.014%という自分に都合のいい現実だけを見ていれば何も怖くないのだ。物事は何か起こってから考えればいい。それまでは人のことを傍観してればいい。楽な身分だ。

 

言葉に出さないだけで、無意識のうちに芽生えているものが人間には存在している。あえて言葉に変換してみることで、本当の気づきというものに出会えるかもしれない。

 

さぁ明日も、自分のなかのサルの部分と戦います。

今日も24時間の寿命が削られた