書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

仕事にハマるな

 

これといって特別な趣味がないので、家の中にいても仕事のことを考えたりする。人間関係についてのことや、その日他人に言われた言葉、自分が放った言葉等を帰宅してから反芻する。

 

考えればこれって、家に帰っても仕事しているのと心理的状況が変わらない。定時に帰れば時間が余り、なにか他のことをする気にもなれるが、夜遅くの帰宅となれば、拘束時間が長いうえになおかつ、家で仕事について考えてしまう時間がうまれるため、やはり一日中仕事をしているような感覚になる。

 

こういうときに、趣味がほしくなる。趣味は自動的に己を外の世界へ誘ってくれる。一つのことに没頭している、ある意味で無我の境地といえる。人はそうやって、一日のうちに短時間でも、ひとりのスペースを作らないと、全て他人のために時間や労力を捧げていることになる。

 

空想でもいい。なにか夢中になれることを探すのだ。初めのうちは、その自分が夢中になるに相応しいことについて考えが巡るだろう。だがそれも、結果的に強制的な仕事以外のことに没頭できているという意味では、成功といえる。

 

最近の私の場合は、今週末に友人の結婚式に行くので、みんながどういう幸せそうな顔をするのかをよく想像している。いわゆる、未来への光あふれた妄想だ。ひとりの時間はその気になれば、頭の中でいつでもいつまでも生み出すことができるのだ。