書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

太陽の寿命って残り50億年しかないらしい

 

そんな壮大なことを聞いたら、もう現実のあれこれがどうでもよくなる。小さなことにくよくよしてる自分がバカらしくなる。それに太陽がなくなれば、人類ふくめすべての生命がもはや生存できないだろう。それならなんのために今を生きているのか、と思う。どうせ滅びゆく存在なのだ。いやそもそも、生命という存在である以上、自然環境に生かされている存在なのだ。自然環境が悪くなれば、当然のこと、生命の維持は不可能になる。しかし我々は、ありきたりで代わり映えのしない日常生活のなかで、自分の意志で生きていると錯覚しがちだ。自分の足で立っているし、好きなように話しているし、好きな場所に移動できるし。それだけのことができていたら無理もない。いつのまにか、"生かされている"から"生きている"という感覚にすり替わってしまうのは無理もない。だがこれは、定期的に意識しなおす価値のある考え方のように思う。自分は生かされている存在だ、と思い改めることで、すこしだけ、他人にも自分にも優しくなれそうな気がするからだ。