書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

人生という業務、人という駒

 

日々やることで頭が埋め尽くされていると、余裕がなくなる。息がつまる。きっとそれは、人生に疲れたんじゃない、人生という業務に疲れたんだと思う。自分の代わりはいくらでもいるという錯覚が、自分を会社の駒と勘違いさせる。心は溶かされていく。だんだん原型がなくなっていく。この場合の特効薬はない。だが、人間は強い生き物で、時間の経過とともに我に返ることができる。日にち薬にまかせてしまえば、なにもかも全力で取り組むことがバカらしくなる。過去の自分の慎重さに笑う。人生という業務?人という駒? 望むところだ、貴様は何様だ。深刻になりやがって、悲劇のヒロイン気取りか。心の中の偽りの自分に問いかける。なるべく高圧的に。