書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

コピーアンドペーストデイズ

 

カルピスの原液をただ薄く伸ばすかのように。人生という時間をダマシダマシ引き伸ばすかのように、コピーアンドペーストのような日々を送っている。社会人人生である。2022年に入りもう5ヶ月かと目眩がしそうになる。思い出は振り返らず、過ぎ去った時間だけを数えている。毎年のことだ。ふと毎日変化の絶えなかった学生時代を思い出す。変化のあるぶん間違いなく時間が濃かった。生きている実感が強かった。しかし大人に染まった今は、生かされている実感のほうが俄然大きくなった。途方も無い社会という名のブラックホールに幽閉されし構成員。コピーもペーストもしない、そんな本当の人生をいつか。私も。