書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

最高の日も最低の日もない

 

最高はない、そうかといって最低もない。それは結局、人生を振り返るときでないと分からない。終末のときでないと答え合せできない。長い目で見れば、当時最低なことが、振り返れば最高につながる出来事だったということもあるだろう。傘を忘れて雨に降られ、全身ずぶ濡れの日。最悪と呟く。ぜったいそんなことはない。人生における最悪なんてそんなものではない。だから多少のことが起きようが人は前を向ける。毎日布団から跳ね起きるように。人は地球上で唯一自分の意思で起床できる動物だと思う。人生という時間を切り拓き、時間を生み出せる存在である。シリアスになったり、楽天的になったりもできる。いっけん困難のように見えて困難ではない。毎日が人生のスタート地点である我々は強い生き物だ。