書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

きょう地球が滅亡する夢をみた

 

夢の中では2023年11月最後の日だった。白煙舞う荒れた荒野にただひとり突っ立っていた。このまま地球が滅亡してくれたら自分の悩みもすべて消えてくれるだろう。だが、それと同時に楽しみも奪われることになるだろう。人間とはきわめて多面的な生き物なのに、突如として、一つのことしか考えられなくなる。ただ一つのことに心を支配されてしまう、そういう脆さも持ち合わせている。夢から覚めている。? 否、今この瞬間、だれが現実だと証明できるであろう。言葉や理論で完全無欠に余すことなく現実だと他者に説明しきれるだろうか。ずーっと人類みなが永遠に覚めない同じ夢を見ている可能性はないか。毎朝ベットから起き上がる。唯一の夢と現実の境目。それがあるからまだこうしてなんとか生きながらえているのではないか。本当の自分はナノサイズで、ずっと脳の中にいて、自分という体をただ操縦しているだけではないか。救われない、面白くもない、このクソな世界を、それでも愛す覚悟のある者だけが生き残る。