チャットGPTでそこそこの文章が書けてしまうと話題だ。文章をかくものということで、読書感想文が筆頭に上がっている。読書感想文は子供たちの宿題のことである。安易な大人はなんでもすぐに頭ごなしに禁止する。そんなもので読書感想文を書いてはいけないと。これではもともとそれで書こうと思ってなかった子供たちがヒントを得て、そうだその手があったかと閃いてしまうだろうに。
でももし、チャットGPTで書いた文章を大人たちが見破れなかったらどうなる? それは紛れもなくその子が書いた文章ということになる。アプリ使用を禁止するのではなく、大人たちは見破る目を養えばいいのだ。
ならばいっそのこと、公平を喫するためにチャットGPTは全面解禁したらよろしい。もはや、スマホやタブレット端末を始めとしたアイテムを使って、当たり前のように何かを遂行する時代だ。いちスキルとして解禁しても面白いと思うのだ。
さらにもしかすれば、これまで読書感想文に苦手意識をもっていた子供も、(機械ごしとはいえ)こんな文章を書けるんだということで自分に自信がつくかもしれない。それを経て、100%自分の手で書いてみようということにもなる。反対に、チャットGPTが生成したのがポンコツ文章だった場合、僕のほうがうまく書ける!ということにもなるだろう。
私が教師ならあえてチャットGPTで読書感想文を書かせてみたい。ズルとかそうじゃないとかの次元ではなく、いち体験として子供にはさせてみたいのだ。どんな化学反応が起きるのかたいへん興味深い。