書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

なにも目標を立てない毎日

 

 毎朝起床するたびに、ただ漫然とベッドから体を起こし、いつもの朝ルーティンを足早に済まして、適当に家を出ている。我々は目標なんかいちいち立てなくても、日々をそれなりに生きることができる。もっとも、わざわざ目標を立てるほうが稀有な人種だろう。そんな時間もないし、そんな必要もない。わざわざしなくてよいことを人間はしたがらない。

 

 だが私の心の奥底には、目標を立てないただの毎日に無意識の抵抗を起こし始めている。有効期限は24時間だけれど、何か一つを決めるだけで、少しでも一日を立派に立て直すことができると思うのだ。

 

 大きな声で挨拶するとか、人にやさしくするとか、順序立てて仕事をするとか簡単なことでいい。24時間ごとに己をリセットできるのが、この毎日目標を立てるということの一番の恩恵だと思うのだ。