書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

12時00分01秒に立ち上がる

 

頑張ってきた、俺はここまで駆け上がってきた、お昼のチャイムが鳴り響く。すべてが解き放たれる瞬間だ。12時00分00秒に腰を上げ、その1.00秒後にイスから離れだす。その瞬間だけ、まるで年末年始のカウントダウンのような心持ちがする。ランチタイムに直行できる勇気が備わった俺は最強だ。気負うことはない。勤務外時間は(も)みんなそれぞれ主役であり、当然の権利なのである。明日も明後日も俺は食い気味に席を立つ。時間にメリハリをつけることで、その日一日の過ごし方まで変わってくる。さらに一人称まで俺に変えてしまう。それほどの影響力を持っているのだ。たぶん