書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

大多数の人は、人生に行きづまってから本を読むので間に合います。

 

必要に駆られて読む読書と、娯楽として教養としての読書がある。前者は、喉が渇いたときに飲む「水」だ。早いも遅いもない、ジャストタイミングでの対処と位置づけられる。後者は、即効性は無いが、のちにジワジワ効いてくる「お酢」である。前者の生き方でも、そこそこいい人生にはなるのだと思う。それでも依然として本をまったく読まない人より優位なのは変わらないからである。後者の生き方は、シンプルに幸運をつかむ機会がふえるのだと思っている。いろんなことに多く気づいた人のほうが、いろんなことに立ち向かっていける。強く賢い人である。大多数の人は、人生に行きづまってから本を読むので間に合います。しかし、自戒として、つねに行動している少数派の超人も存在していることを忘れてはならない。