書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

24時間、本の虫。

 

 気づいたら紙の本をめくってる。本をオーディブルで聴いている。本というコンテンツに酔いしれている。本はいろんな人の手を経由し、大手出版社が必ず売れると見込んで、やっと発売にいたる究極的濃密コンテンツだと思っている。だから常に触れていたいのだ。本の数は膨大なので、気に入ったものは最後まで読むが、そうでもないものは平気で飛ばし読みする。なにせ常に次がつっかえている。まるで本の順番待ちだ。

 とある理系女(リケジョ)さんがテレビで、就寝前に必ず一冊新しい本を読み切ることを日課にしているらしい。その人には足元にも及ばないが、読書というのは他者と競う類のものでもない。他者と自分は、同じ人生を歩もうとしている訳ではないからだ。価値観、考え方、方向性ぜんぶちがう。

 それは強いていうなら、読書というのは誰かとの戦いでもない。自分との戦いともちがう。ありきたりだが、読書とは、作者との一対一の対話なのだ。対話ができれば、きっとお互いわかりあえる。

 つまりそれは、自分の人生にわずかでも変化が起き始めたという輝かしい兆しなのである。さてよし、今日はこのあたりにして次に読む本を探すとするか。