書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

缶コーヒーは案外こぼれない

 

ほんとに缶コーヒーがこぼれないことを伝えたい訳ではない。缶は一度開けたらフタができなくなるという人を心配させる鬼仕様だけど、スチール製の缶なので、案外バランスが保たれて大丈夫なのだということをわざわざ伝えたいのではない。心配事は無用ということを伝えたいのだ。心配事の9割は起こらないという本がベストセラーになった。それは言い過ぎだが、あながち的外れでもないかもしれない。我々は毎朝飽きもせず、歯磨きをするし、満員電車に揺られ、仕事にも学校にも行く。無意識のうちにいつの間にか行動できていることが山ほどある。デスクに置きっぱなしの飲みかけの缶コーヒーをこぼさず飲み切る。山のなかの雑草一本レベル。これなんて至極たやすいことなのだ。意識まみれの日常生活で毎日MPを使い切る我々。無意識のチカラでMPを温存していきたいものだ。だってほら、日常は明日もちゃんと続いていくのだから。