書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

100個のできたことより、1個のできてないことに悩むのが人間だ。

 

仕事でもそうだが、完了済のことはもう眼中にない。頭から完全に抜け落ちる。そして、まだ着手中や取組み中の案件だけが気にかかるようになる。これはザイガニック効果といい、心理学の世界でも有名な話である。そんな自分をただ弱いと思うか、それとも、これを人間全体の性質ということにして次へ進むか。どちらのほうの人生が好転するかは明白である。私は後者をえらぶ。100個のできたことより、1個のできていないことに悩む、それが人間だ。いやそれこそが人間なのだ。ただ残念なことに、そのたった1個に振り回されてしまう、それもまた人間なのである。