書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

紙の本を持ち歩く意味

 

紙の本を持ち歩くことで、必ずどこかのタイミングで、その本を手に取り読まなければという思いがうまれる。私はそれを愛着をもって、" 心地よい本の束縛感 "と呼んでいる。そもそも生半可な決意等では、本を持ち歩くという行為にまで至らない。心の琴線に触れるような、特別かつ相棒のような本しか持ち歩きたいと思わない。スマホより場所をとるもの。紙をめくれば、いつでも著者の考え方に触れられる、自分の信じるただひとりの人と常にアナログで繋がれる状態。これぞ文明人の利器だと未だに私はそれを信じて疑わない。Kindleはアマゾンのサービス上で読んでいるだけに過ぎない。己と向き合う読書とはやはり、紙の本であろう。