書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

思っていることを言葉に出す

 

面倒な皿洗いをしているとき「面倒だ」と口に出す。不快な言葉を人からかけられたとき「嫌だ」と言葉にする。そうしてつくられた言葉の堤防がちゃんと堰き止めてくれる。だがときに無力な言葉の場合は、突如として決壊しだす。そうならないために、ふだんから言葉に変換する練習をしておくのだ。やさしい言葉は自分を守ってくれる。だから反対にイヤな出来事は言葉に残しておくべきではない。いつまでも忘れられない最悪な出来事として心に刻まれ続けるからだ。さじ加減がむずかしく、取り扱い注意だけれど、使いこなせばきっと人生は好転するのだろう。