書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

スマホがあるから時間が経過する

 

時計があるから時間が経過するのではない。現代人は多くの場合、スマホがあるから時間が経過していると言えないだろうか。バスや電車の運行が突如遅れたときの待ち時間等には重宝する。時間を潰すときには最高の役割をもっているのがスマホだ。しかし常時使用し続けるというのはどうだろう。どういう働きが私達にあるだろうか。無限の楽しい時間を強制的にいくらでも生み出すことができる手のひらの装置。画面を見ながら欲望のまま片手で好きなように取扱う。例えばそれは望み通りの情報が手に入るまでその行為を続けるだろう。まるで猿のように。果たしてそれは、本当の意味で時間を使っていると言い切れるだろうか。時間を搾取されていないだろうか。その情報は今必要ですか。そのゲームは今やるべきことですか。そのLINE今返さなければいけませんか。スマホがないと時間を前に進めない人間に私は成りたくない。