・最新型の電気シェーバーしか興味がありません。
・ゲーム内のアバターの服でしかオシャレしません。
・スマホさえ不便なければいいとです。特に趣味もないですとたい。
・好きなYouTuberを大画面で一生見れるなら、他に何もいりません。
悲痛な、そして現実的なあまりにも世知辛い心の叫びがきこえる。
ちなみに私が毎年買い続けている代表例として、手帳がある。スマホでいくらでもスケジュール管理ができる現代に、あえて紙の手帳を買い続けるという選択はもはや "娯楽" の域であるといえる。
その魅力的な選択をさせ続けてくれているというのが、ほぼ日手帳である。全世界70万ユーザーが愛してやまない手帳屋の老舗ブランドである。もしそれが無くなってしまえば、生活の彩りがグッと減ってしまうだろう。今、手帳に心を込めて書いている言葉たちは、ほぼ日手帳がなければ存在しなかったものたちなのだ。
ここまで、たった一つの好きなものについ語り過ぎてしまった。これほど心揺さぶるモノに出会えた私は幸せものだ。
現物至上主義でなくなりつつある今でも、みんながときめくモノはおおよそ想像できる。未だに人気の衰えない製品。たとえばiPhoneに代表されるアップル製品。ユニクロ製品。無印良品。
すべてにどこか法則性がある。統一感があり、清潔感があるモノたち。ライフスタイルに溶け込むモノは、強い。
そういえば、我が愛用するほぼ日手帳もライフスタイルそのものだということに気がついた。
現代人の見る目が厳しさを増す昨今、これからも、人々の暮らしに寄り添える製品こそが生み出され、生き残り続けるのだろう。