書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

いますぐに判断しない贅沢

 

 昨日から小じんまりしたプチホテルに宿泊している。そこで感じた贅沢について。夕方にチェックインをし、観ためていた動画を観ていた。それから腹の虫が泣き出したので、一旦荷物を部屋に置いて、街をブラブラすることにした。しかし頭に浮かんでくるのはラーメンばかり。しかも醤油ベースの濃いーやつ。

 流石の不摂生感という罪悪も相まって、やっぱり最寄りのコンビニで食料を買うことにした。そして部屋に持ち帰り食事を済ませた後、急きょ銭湯に行こうと思い至り、最寄りの銭湯へ足を運ぶ。しかし到着すると木製の古びた玄関口に「本日定休日」の貼り紙が。Googleで再度調べたら「本日休業」の文字が。仕方なく(心の底から仕方ないとは思っていない)、少し歩いた先にある別の銭湯で一風呂浴びることにした。


 ここまで書いて気づいた人はいるだろうか。私めちゃくちゃ行き当たりばったりの行動をしているということに。昨日は特別夏期休暇だったので、意図的にいつもとちがう縛りを掛けてみたのだ。結果的には、すごく無駄なことしている、かなり流されている等と激しく後悔するようなことはなく、これぞ「真の贅沢」だという確信を得た。これは、今すぐに判断をしない究極の贅沢なのだと。自然の流れに身を任せ、水中をふわふわ漂うクラゲのように。まぁ僕はザトウクジラなんですけどね。