書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

後悔と判断のレンサ

 

あのときの判断は正しかったのか。Aという道を選んだが、Bという道は選べなかったのか。そして、その場合はどのような結末を迎えていただろうか。というように、最近の私は忙しさもあってか、いちいち全ての筋道を思考しなければならない頭に成っている。ときには過去を肯定したり否定したり。過去などどうしようもできないというのに。心と頭がもたない。通常の倍の負荷がかかる。そのうち心と頭へ蓄積されたダメージが表情に出てくるのだろう。お人好し、優柔不断がそうさせるのか。はたまた自信のなさの現れか。失敗した原因より成功した原因について考えるほうが余程楽しいし、より生きている感じがする。私が唯一後悔しないのは、思いを文字に変換する行為。今のところこれだけだ。過去のネガティブなことを書いていても、現在の自分がそれを目で確認するとき、どうしてか、かわいく思えてくるのだ。それどころか、もっと強く生きてやろうと思えてくるのだ。