書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

今年やり残したことハラスメント

 

 12月終盤になるころ、この国において必ず話題に上ることがある。それが「今年やり残したこと」である。そもそも今年やり残したことという表現は次の二点において矛盾がある。まずひとつ目は、そもそも誰もが今年やりたいことを設定している訳ではないということである。それは、今年の目標をきちんと立てた人だけにしか投げかけられない疑問のはずである。今年の目標を誰もが設定してると思うな。その前提で今年やり残したことを訊いても野暮なのだ。

 

 もう一つは、12月31日が終わればもう今後何も成し遂げてはいけないのか?ということである。私の人生はまだまだ続く。どうして365日以内に完結させねばならないのか。5カ年計画ではいけないのか。10カ年計画もだめなのか。今年やり残したことというのはやはり本質的におかしい。理性でどうも納得できない、あまり好きになれない考え方である。

 


おっと、Gメールだ。ほぉ1年前の記事か。


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って去年も似たようなこと書いてるやないか。やはり今年やり残したことという言い方は苦手だ。


やり残したことって、死ぬ間際に使う言葉だよ。