書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

口は、人を傷つけるためについているんじゃない。

 

最近、仕事の同僚とその場にいない人のことをおもしろおかしく言うことが増えた。聞き手によっては悪口ととらえられるだろう。閉塞された時代の中で、気分が鬱々としていることも多少はある。とはいえ鬱憤を晴らすかのように、それとまったく同じ言葉を、本人の目の前でまったく同じように投げかけられるだろうか。本人の目の前で言えない言葉ならば生み出す必要はない。誰も幸せにしない言葉はやはり、生まれてくるべきではないのだ。口が暇なときに衝動的に出てくる言葉ほど危険なものはない。口は災いのもと。悪い言葉ばかり放ってくる人の話を真剣に訊く価値はない。そんな人の人間性もよく分からない。話半分で適当な相槌で済ましておけばいいのだ。悪の根源を自分で絶つくらいの強い気持ちで立ち向かう。ネガティブな気分はネガティブな言葉から作られる。日々の心の疲れは、もしかしたら対人関係等ではなく、自分が知らず知らずのうちに生み出すネガティブな言葉たちなのかもしれない。