書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

帰り道で行うブログ下書きのススメ

 

 家に変えれば大体のアウトラインが仕上がってる。この快感と達成感は一度味わうとなかなか抜け出せない。本記事ももちろん、会社帰りのバスの中で下書きしておいたものからの寄稿である。

 

 いつもの仕事帰りのバスや電車の、いつもの義務感にさいなまれし無彩色の風景に、少しでも彩りを加えることができる。他の乗客がスマホアプリしている中、一人だけ猛烈に思考してるなんて、抜けがけ感があって良い。

 

 インプットでも、アウトプットですらないスマホアプリに没頭するくらいなら、適当にいくらでも無限に言葉をつぐむ時間のなんと幸せなことか。私がやむなくアプリを遊ぶときなど、ログインボーナスが豪華なときくらいだ。

 

 というか最近は、スマホアプリよりもっぱら専用ゲーム機の大画面で「ドラクエライバルズ」を絶賛豪遊中である。本作のスマホアプリ版もあるにはあるが、ゲーム機はスマホみたく無駄な通知がないし、ゲームだけに集中できる。案外、人って環境さえちゃんと整えられれば、簡単に集中できるのかもしれない。で、それがたまたまゲームだったってだけ。読書専用端末Kindleのアマゾンレビューを見てもわかる。読書に集中できる良い商品だというレビューが山ほどある。この事実は、当然といえば当然なのである。

 

 特にスマホが諸悪の根源なのが、誰かれ構わずメッセージやら通知やらが、しかもアプリごとに襲ってくるからそりゃ思考停止にもなります。指は辛うじてフリックの動きを模してるだけみたいな。惰性で脳をむだづかいしてるみたいだ。

 

 そんな諸悪のスマートフォンでさえ、帰りのバス✕ブログ下書きの相性の良さを打ち崩せない。スーツの束縛から放たれたサラリーマンに怖いものは無いのだ。最強の時間に、最強のアウトプット。まさにそれは "ヒトとジカンのちょっといい関係" と言えるのではないか。