書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

集中力という言葉はない

 

 夕方になると集中力が落ちて作業効率がおちる。そう思う人はきっとたくさんいる。しかし、そもそも集中力とはなんだ。集中力なんて、心身の状態によって左右されるあやふやなものだ。寝不足でも発揮できるときは発揮できるし、十分な睡眠をとっていても発揮できないときもある。一辺倒じゃない

 集中力というふうに、語尾に力をつけると確かにそれっぽくなり、まるで自分のもつ力の一つのように勘違いしてしまいそうになる。だが、健康診断の結果じゃあるまいし集中力を数値化などできない。

 このように存在でさえ不確かな集中力に期待するほうが間違っていると思う。むしろ、集中力という言葉に振り回された結果が集中力が削がれている状態ではなかろうか。

 集中力なんていらない。これが、いや、このモチベーションこそが案外最適解なのだと思う。