書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

毎日なにかの記念日です。

 

朝起きてまだ眠いことに気づく。ああ昨日は飲みすぎたもんな、今日は二日酔い。今日はもう捨てよう。重大な決意を、起き抜けの布団のなかでしてしまう。これほどもったいないことはない。人は毎日なにかの記念日だというのに。今日まで生き続けてこられたというだけで、りっぱな記念日だというのに。正月やクリスマスだけが特別じゃない。自分が今日その日を特別だと心から思うだけで、だれにも負けない、だれにも誇れる大切なかけがえのない日になるのだ。それを思い立ったのが夕方だとしてもいい。夕方からいい一日を作れることだってできる。われわれは皆、毎日がなにかの記念日になる可能性を秘めているのだ。