書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

60歳以下にはペコペコしなくていい

 

むかし、私が営業マンをしていたとき、得意先の担当者が言っていた。目上の人に対し、必要以上にペコペコしなくてもよいと。とくに60歳以下までならフランクに接したらよいと。その言葉をきいて肩の荷が下りた。なにしろ目上の人その人から言われたのだ。目の前の視界がひらけた。もちろん気難しすぎる相手には丁寧に接するが、それ以外は気負わなくていいのだ。実際、このような考え方を今まで続けてきてミスったことは一度もない。必要以上に気を使わなくていいということよりも、へりくだり過ぎてしまったら、シンプルに対等なコミュニケーションが取れないからだと気づいた。必要以上の礼儀が邪魔をして、自分より何歩も先をいく人生の先輩に対し、ほんとうに聞きたいこと、ほんとうに言いたいことが達成されないことのほうが人生の喪失だと思うのだ。