すきなように世界を広げられる(限界がない)のが、読書である。他人によって全て事前に設定されている(限界がある)のが、ゲームである。
限界がないものと限界があるもの。深みと面白みは歴然の差である。生産するものに対し、それはただ消費するものである。
ゲームは攻略サイトでいつでもカンニングができるが、読書にひとつの答えはない。すべて読破して、暗記するのが最良かというとそうでもない。一辺倒ではないぶん奥が深い。
読書という旅、ゲームという旅。旅に置き換えることで、どちらが人生に必要な時間であるかは明白である。