書くザトウクジラ

人類の幸せから、仕事の愚痴まで。

万年筆は時空をとじこめる

 

万年筆は時空をとじこめる。万年筆で日記を書く。いつもの日記が特別なものに変わる。その日を振り返ると、その日の記憶が目の前に蘇る感覚がある。インクの濃さと同じで、それは決して色褪せない。また、インクの淡さと同じでとても味わい深い。まさに時空を保存し、時空を超越し、時空を再現するもの。それは映したそのままを残す写真ほどの再現力にも劣らない。過去の自分との対話であり、未来の自分への架け橋でもある。右手の万年筆よ、今日は何を残してくれる?