と誰かが言っていた。確かになと思った。
本は漢方薬のように、のちのち体にじわじわ効いてくるのだ。流石、にんべんにほん。人生のここぞというときに助けてくれる心強い味方。
具体的にいつ役立つかわからないけれど、ちゃんと効いてる。心にちゃんと染みてる。陰ながらの相棒的存在。個人的に、本は未来への自己投資という言い方よりもコッチのほうが親しみあって好き。
実際の漢方薬を欲することはないけれど、読みたい本はなんとなく分かる。心が引き寄せる。ある意味で本とは漢方薬よりスグレモノなのだ。
人との繋がりが希薄になりつつあるこのご時世の、心の栄養不足に本を一冊懐に忍ばせてみたくなった。